【報告】せんだい実習を開催しました!

10月30日〜31日の2日間にわたり,宮城教育大学において「せんだい実習」を開催いたしました.
この実習は,筑波大学体育科教育学研究室が実施していた「新治実習」や「つくば実習」を模倣した,教職を目指す大学生の授業実践力向上をねらった授業研究会です.

今年の年始に宮城教育大学の沼倉先生とお話しする機会があり,「何か面白い取り組みを仕掛けたいね」という会話から,コツコツと準備を進めてまいりました.

この実習は,仙台大学宮城教育大学が相互に授業を提案し合うという形式で実施されました.
第一回目となる今回は「球技」ということで,仙台大学はフラッグフットボール,宮城教育大学はバレーボールの授業を提案してくれました.

初日は,各大学で作成してきた指導案に基づいて授業が実施されました.
初めて会う学生を生徒役にしての模擬授業でしたので,なかなかうまくいかないこともあったと思います.
しかし,いずれの大学の学生共に奮闘する姿が印象的でした.

模擬授業の後はグループに分かれて授業についての討論を行い,その後討論の結果を共有しました.
さらに学習過程の分析結果や各大学の教員からの講評を行い,授業の改善点や改善するための方略が整理されました.

2日目は,初日の授業ならびにその後の討論会の結果を受けて,授業が修正・実施されました.
初日は17時ごろに終了しましたので,そこからの修正は容易ではななかったと思います.
しかし,しっかりと考え抜かれた授業が展開されていました.

このような取り組みは,東北地区ではあまり行われていなかったと聞いています.
また,コロナ禍において,学生相互の交流が分断されていた中で,この実習が果たす役割は小さくないと考えています.

東北地域の体育科教育を担うであろう学生が,必死になって取り組んだこの事実は,必ず未来につながると信じています.

 

最後になりますが,この実習を支えていただいた皆様に御礼を申し上げます.
まず仙台大学と宮城教育大学の学長に御礼を申し上げます.
初日にはわざわざ足を運んでいただき学生に叱咤激励をいただきました.本当にありがとうございました.

また宮城教育大学の沼倉先生,佐藤先生には私の思いつきから始まった本件に関わっていただきありがとうございました.
このつながりが今後も永く続け,相互に実りある教育研究が行えればと思います.

そして,仙台大学の郡山先生,山梨先生,入澤先生,薊様にも心より御礼を申し上げます.
様々な業務がある中で学生たちを指導していただきました.

 

来年の開催に向けて,今後も努力してまいります!
本日はありがとうございました!

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